前回→車体裾部と塗り分け線


車体が一通り形になったのでいよいよ床下機器の作成。
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前回はここまで進んでいます。だいぶ117系っぽくなってきました。
ちなみにこれはTc117-1の車体。ジャンパ受け台座金物が準備工事として設置されているのが特徴です。


床下を作成するにあたって重要な事が一つあって、関西と東海で床下の形状が異なります
117系の特徴の一つである、「初めて新製時から電連が設置された」床下は関西地区に投入された117系でのみ見られる形態で、東海地区に投入された車両では連結の必要が無いと判断されて電連の設置が見送られました。結局最後まで連結運転をしていたのは東海の方でしたが…付けてやれよ。

東海地区のものはジャンパ栓がまだ出来ていないなどの問題もあるのでまずは関西形から作っていきます。
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まずはパパッとスカートや連結器胴受けを作成。ジャンパ栓は前に描いたキハ120の時に作ったやつの流用です。いやあ…色が違うんだけど……
床下とか屋根周りの流用が効く部品は色とか質感とか統一しとかないと後処理がめちゃめちゃ困ります。これ定期的に自分に対して言ってるんだけどよく忘れる


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続いて台車とスノープロウの設置……また流用
どちらもキハ120で作ったときのやつの流用。どうせ見えないからいいじゃん!!!!!!!!!見えないだろ!!!!!!!!!!!!!!!
スノープロウはそのまま設置すると1枚目みたいに横に長い格好になるので形状を変えて影を付け直しました(2枚目)。実質新規作成みたいなモノです。たぶん
ただ一方の台車はキハ120形の時点でも流用品。じゃあ元を辿るとどの台車かっていうとけっこう前に作ったTS-1005台車に行き着きます。
で、TS-1005台車って何?
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コ イ ツ の T 台 車
ボルスタレス台車です、先進的ですね。100番台かな?はよ新しい台車つくらんかいって話ですが、いやだって…実際ディスクブレーキしか見えないじゃん。スノープロウあったらディスクブレーキすら見えんし
ちなみにほぼ全ての部品を新規作成品、もしくはibis製のものに置き換えた中でしぶとく残る純正のLINEcamera製部品です。はよ置き換えろ。



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小型密連は東武6050系を作成した折に新しく作成したものの、電連はおろか密連も形状が全く違うので新品の連結器を作成。こうやって電連だけピックアップして見るとかなり厳つい形状をしているのがよくわかります

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ちなみに東武6050の連結器周りがこんな感じ。連結器上下の当て板形状や側面の形状に違いがあります。もちろん電連は全くの別物。


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というわけで関西地区投入車の床下が完成。
当然ながらグレー床下には対応しています。LINEcameraなら地獄の作業が待っていたでしょうがibisなので作業負担は1/3以下になっています。とてもべんり
あと、連結器と電連、床下の色には検査時期や検査施工場所によって複数の組み合わせがあるのでいずれの形態にも対応できるようになっています。塗るなら全部塗れドットコム

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最近のイラストでは標準装備の汚し表現はもちろん今回も実装。スカートの突起部に汚れ溜りが出来るようなイメージでやった以外は適当ですが…


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ちなみに今作は大半がスカートの後ろで見えないと開き直っているので台車と連結器を外すとこれぐらいスカスカになっています。これは「手抜き」じゃない、「手間抜き」


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というわけで今回の製作分を反映したのがこれ。床下が付くと箱から一気に電車へランクアップします。ようやく作るのに楽しみを覚える段階になってきました。


さて、これと前後して方向幕をもう1本こしらえました。
モノは岡山地区の旧幕です。
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左2つが岡山地区で運用された後に下関へ転出された100番台に収録されていた路線名幕、右がサンライナー色の旧幕です。どっちもめちゃめちゃクセが強い。正直なんなんこれ以外の感想がない。

ちなみに幕のコマは
岡山地区路線名幕(左2つ)
1回送、2瀬戸大橋線、3宇野線、4団体、5快速、6普通、7伯備線、8赤穂線、9山陽本線、10~20白標

サンライナー旧幕(右)
1回送、2試運転、3臨時、4団体、5普通、6サンライナー、7急行、8特急、9快速、10~20白標(?)

となっています。かつて福山~広島をノンストップで走って結局バスに完敗した臨時快速「スーパーラビット」のクソダサ幕はどこに入っているかわからなかったので素直に快速の後ろに入れました。やれ特急幕だとか快速幕だけ字体が違うとかよくわからんものまみれ過ぎて謎しか呼びません。

岡山地区の幕も幕でその文字量を1段で前面幕に突っ込むのは無理があります。ちなみにこちらの路線幕に関してはどの路線名の幕も営業列車としての掲出実績があります。



というわけで今回作成した分です。後は東海形の足回りの面倒を見て屋根上、乗務員室と続きます。
ぶっちゃけ疲れてきていますが、ここまで作って放置もいやなので新快速50周年の年が終わるまでには完全に決着を付けたいところです。先が長い

次回→地獄…!乗務員室と運転台